@article{oai:fnc.repo.nii.ac.jp:00000012, author = {青野, 広子 and Aono, Hiroko}, issue = {1}, journal = {看護と口腔医療, 看護と口腔医療}, month = {Mar}, note = {【目的】血友病をもつ子どもの口腔内環境と口腔保健行動に関する研究報告の現状を明らかにする。 【研究方法】医中誌Web版、PubMedで「血友病」「小児」「口腔」「歯科」「保健」「口腔衛生」「看護」をキーワードとし、文献検索を行った結果、5件の国内文献と3件の会議録、12件の海外文献が分析対象となった。口腔内出血の現状、および、口腔内環境と口腔保健行動の現状の視点で分析を行った。 【結果】口腔内出血について、国内・海外ともに血友病をもつ子どもは、う蝕の治療や抜歯・口腔内裂傷の外科的処置時に、凝固因子製剤の投与と歯科的な局所止血により一旦止血を認めるが、後出血を起こし、止血が困難な状況であった。また、海外において、血友病をもつ子どもは、幼少期より定期的に歯科を受診しており、口腔衛生状態が良好で、健常児と比較して乳歯列期のう蝕数が少なかった。永久歯列期におけるう蝕数は、健常児と同等であった。また、血友病の疾病特性に応じた口腔内管理方法の教育により、口腔衛生に対する意識が向上していた。 【考察】血友病をもつ子どもは、口腔内疾患・転倒などの不慮の事故・口腔内の成長発達に伴う乳歯から永久歯への交換期などに口腔内出血を起こし、止血が困難であることが明らかとなった。口腔内出血を予防するために、普段の全身的な止血管理と環境整備、そして、血友病の疾病特性に応じた口腔保健行動が必要であると考える。}, pages = {52--59}, title = {血友病をもつ子どもの口腔内環境と口腔保健に関する文献検討}, volume = {1}, year = {2018} }